人材育成プログラムの提案
視野を広く、視点を高く
私たち現代人(現代社会)が得たものと失ってしまったものは、表裏一体です。それは、あらゆる方面で高度に専門化、分業化してしまったことにより、物事を総合判断し、実行する能力(仕組み)が低下してしまったことです。
いま、さまざまな社会問題を解決するにあたり、どの分野でも重視されているキーワードがあります。それは“連携”です。ところが、言葉で表現すれば簡単ですが、現実社会に当てはめると、とたんに難題と化してしまいます。
この難題に対して、コミュニケーションプログラム「ふれあい囲碁」の手法をヒントに、これまでになかった人材育成プログラムを提案しています。
“まちづくりサロン” 〜多様な主体の参加と連携〜
【基本的な考え方】
地域づくり、まちづくり事業においては、多様な主体(地域住民、市民団体、NPO、企業、行政等)の連携が不可欠であることは、関係者の共通認識となっています。
ところが、いざ具体的な事業を仕掛ける段階になると、「誰と誰が連携するのか」、「どのような形で連携するのか」、あるいは「どのような状態を連携というのか」などについては、個々の取り組みによって形態が異なり、共通点や方向性が見えにくいのが現状です。
その結果、地域づくり事業は、誰の目にも分かりやすい、楽しそうなイベントが行政や一部の市民・市民団体によって提案され、その事業に関心のありそうな人材が協力を依頼されるという「連携の形」が一般的です。ところが、この形態は、せっかく集まった人材が、事業の完了とともに解散してしまい、発展性に乏しいという難点を構造的に含んでいます。
発想の転換
「あらかじめ設定された事業→関心のありそうな人材に協力を呼びかける」
という従来の形態が発展性に乏しいとするならば、逆に
「まず多様な人材の連携(関係づくり)をはかる→事業の起案・実施」
という形態を新しく生み出せないだろうか。その発想の転換が、「柏まちづくりサロン事業」(千葉県柏市で国土交通省のモデル事業として平成15年度、16年度に実施された事業)の出発点となっています。⇒基本的な考え方
といっても、「多様な分野、多様な人材の連携」をどのように実現するかの見通しがなければなりません。そのカギを握っているのは、「ふれあい囲碁」の基本となっているコミュニケーションの考え方(原理)です。
それまで何の接点も関連もなかった人が複数集まっても、コミュニケーションを成立させる手立てがなければ戸惑うばかりです。
しかし、10年以上におよぶふれあい囲碁の実践によって、不特定多数の集団に居心地の良い空気を生み出すことができる、ということが分かりました。そして、一度そのような空気が生まれると、自然に言葉のコミュニケーションも促進され、新しい人間関係づくりが促進されることも分かってきました。
そこで、完全な不特定多数ではなく、少し絞り込んで、「地域づくり」や「まちづくり」といったテーマに関心を持ちながらも、いまひとつ連携できないでいる多様な人材が集まる場を提案したのです。それが「まちづくりサロン」です。

(以下作成中)
